田島屋旅館(草津温泉)口コミ情報の真相
田島屋旅館と言えば、老舗の草津温泉の格安旅館ですね。
草津温泉には歴史ある格式高い高級な旅館が多い中で、田島屋旅館は値段もリーズナブルなので気になっている人も多いはず。
しかも、田島屋旅館は草津温泉の中心街「湯畑」からもほど近く賑やかな繁華街にあるので観光にはもってこいの旅館と言えます。
田島屋旅館は料金の安さが魅力ではあるのは間違いないのですが、草津温泉の老舗旅館であるだけに、実際のところはどうなのか大変気になるところです。
実は田島屋旅館に関するブログや口コミ情報も様々で、「安かろう悪かろう」的な声がある一方、「草津温泉の老舗旅館でこの安さは大満足」などの声も聞かれます。
また、田島屋旅館独特の雰囲気や様々な特徴などもあるようで、単純に口コミなどの断片的な情報だけでは善し悪しを判断できないというのが正直なところです。
そんな訳で、今回は田島屋旅館に実際に宿泊してみて、宿の雰囲気や各種サービスの内容等について総合的に評価し、口コミ情報の真相をレポートしたいと思います。
田島屋旅館への行き方
田島屋旅館は、草津温泉の中心地からバスターミナルへ向かう道の途中にあります。
まあ、途中というよりバスターミナルのすぐ近くです。
そのため、位置的にもわかりやすく、特にバスを利用する人は、湯畑もバスターミナルも近いので便利なロケーションにあります。
しかも田島屋旅館は狸の置物が目印ですので、近くに行けばすぐにわかります。
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バスで行く場合
バスで草津温泉へ行く人はターミナルから湯畑方面へ歩く道に入るとすぐ右手に見えてきます。
ターミナルから田島屋旅館までは徒歩で1分くらいですので、ご年配の人や小さなお子さんをお連れの方も安心です。
バスターミナルは二階建ての建物になっており、中には土産店や飲食店が入っています。
また、全国でも珍しく、ターミナル内に温泉で使えるタオルの自動販売機があります。
そのため、もしも温泉に浸かる準備をして行かなくても、ここで購入できますので、バスターミナルの敷地内にある足湯にもすぐに入ることができます。
もちろんこの足湯は無料ですので、バスで草津に行ったなら、まずはターミナル内の足湯でひと休みしてみてはいかがでしょうか。
車で行く場合
カーナビを頼りに車で行くとごちゃごちゃした道を案内される場合があります。
特に湯畑の周辺道路に入ってしまうと人混みの間をすり抜けて行かなければなりませんので、要注意です。
基本的にはバスターミナルを目指して行けば簡単に見つけられます。
初めての人は、一度バスターミナルへ行ってから周辺に車を停めて、旅館の場所を確認するといいかもしれません。
駐車場は少し離れた場所にありますので、車で旅館の前まで行っても再び移動することになります。
田島屋旅館の駐車場
田島屋旅館の駐車場は離れた場所にあります。
そのため、旅館の前で荷物を下ろしたら、車だけ駐車場へ移動させます。
駐車場は7〜8台ほどのスペースがあります。
混み合う場合は、スタッフの人が後で車を移動して奥から詰めて止めるそうなので、鍵は旅館の人に預けます。
帰りは小さな籠の中に全ての車の鍵がまとめてあり、宿の女将さんがそれを持ってきてくれるので、その中から自分の鍵を取り出します。
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田島屋旅駐車場への行き方
田島屋旅館から駐車場へは、歩いても3〜4分の距離です。
田島屋旅館からバスターミナル方面へ進むとすぐに信号の交差点があります。
そこを左折して、さらにその先の交差点(T字路)を右折。
そのまま道なりに100メートルほど進むと「田島屋旅館 駐車場」の看板が左手に見えてきます。
駐車場内の注意点
田島屋旅館の駐車場は、ほぼ正方形になっていて、どの向きにどのように止めるのは迷うことがあります。
一応、駐車場に入って左側にパイロン(赤のコーン)が立っているので、その間が一台分のスペースとして考えてください。
ただ、駐車場が満車になることはないと思われますので、あまり気にしなくてもOKです。
万が一、お客さんが多くて駐車スペースが手狭になる場合は、後で旅館の人が入れ替えをするそうです。
田島屋旅館のお風呂
田島屋旅館には男女別にそれぞれ1ヶ所ずつ温泉があります。
ブログ等の口コミ情報でも書き込みがありますが、非常に熱いのが特徴(?)です。
一説によれば湯畑から近いので、比較的熱いお湯が流れてくるためなのだとか。
入湯の心得
田島屋旅館のお風呂は本当に熱いです。
時期により多少温度は変わるのかもしれませんが、「これって冗談でしょ?」と思えるほどに熱いです。
普通の人はそのまま入ることはできません。
そのため、お風呂に行ったらまずやるべきことは、シャワーを全開にして浴槽に勢いよく注ぎ込むことです。
およそ、5〜10分程で何とか入れるレベルになりますのでご安心ください。
田島屋旅館の客室
田島屋旅館は意外に広く、客室は1〜3階までたくさんあります。
一番おすすめなのは、賑やかな表通りに面したお部屋ですが、夜中は少々騒がしいです。
特に夏場は、部屋にエアコンがないため窓を開けて寝ることになりますので、気になる人は奥の部屋をリクエストするほうが無難かもしれません。
また、ブログや楽天などの口コミ情報でもよく目にしますが、客室にカーテンがないため、朝の眩しさで目を覚ますのが苦手な人は、東側の部屋は避けるようにしましょう。
客室の窓からの眺め
通り沿いの客室からは、湯畑に向かう人やバスターミナルに向かう人などが見られます。
特に夜は、昼間よりは人通りは少なくなりますが、やはり湯畑までの道沿いですので賑やかです。
湯畑のイルミネーションを見に行く人や、酔って楽しげに歩いている人など、観光地ならではの光景が見られます。
通りとは反対側の部屋から見えるのは、住宅街です。
田島屋の裏は住宅や小さな旅館がひしめいており、細い路地がたくさんあります。
その路地を歩くのもとても楽しいのですが、窓からその景色を見るのもまた楽しいものがあります。
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空調(エアコン)は無し
田島屋旅館の客室には空調(エアコン)がありません。
全国的にここ数年猛暑が続いていますので、心配になる人も多いかもしれません。
でも、そこは標高の高い草津ですからご安心ください。
年間平均気温は7℃、真夏の暑い時期でも25℃以上になることは少ないのです。
ですから、空調(エアコン)なしでも快適に過ごせます。
もし、予想以上に暑い日があっても扇風機は置いてありますので、これで暑さを凌ぎましょう。
客室「8畳」は意外に広い
田島屋旅館の客室はほとんどが「8畳」です。
旅館で「8畳」の部屋というと、狭いと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、田島屋旅館には部屋には「8畳」とはいえ、プラス2〜3畳ほどのところに椅子とテーブルの、よくある旅館のセットがついていますので狭いという感じはせず、意外と広く感じる人も多いようです。
田島屋旅館の各種サービス
ブログやサイトの口コミでは、田島屋旅館のサービスについて若干不満の声も聞かれたりします。
しかし、その一方で全体の評価はそれほど低くないので、ここは個人差が大きく影響する部分ではないかと思います。
実際の状況について、以下にレポート結果をお示しおしますので参考にしてください。
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田島屋旅館は基本セルフサービス
田島屋旅館は基本的に全てセルフサービスとなっています。
布団の上げ下げはもちろん、部屋に冷蔵庫などもなく、宿泊者みんなで共用の冷蔵庫が廊下に置いてありますのでそれを使います。
セルフサービスということは、宿からの干渉がほとんどないということですので、それがいいというブログや楽天などの口コミも多くみられます。
一人旅でゆっくりしたい人や、時間を気にせず楽しみたいグループ旅行などにもおすすめです。
浴衣やアメニティグッズは無し
旅館につきものの浴衣やタオルセットはありません。
少し考え方を変えると、そういったものが無いため、格安料金で宿泊できるということです。
そのため、タオルや部屋着を持参すればいいわけですが、もしもタオルを忘れた場合でも土産店に行けば売っていますし、田島屋旅館からすぐのバスターミナル内のタオル自販機で購入することもできますので、困ることはありません。
また、湯畑周辺を浴衣で出歩きたいという人がいましたら、湯畑の目の前に浴衣の貸し出しをしている日帰り温泉「御座之湯」がありますので、そちらを利用してもいいかもしれません。
日帰り温泉の入浴代と浴衣の貸し出しのセットがありますので、ご検討ください。
これなら浴衣で散歩もできますし、日帰り温泉も楽しめますよ。
冷蔵庫や電子レンジは共有で利用可
田島屋旅館の客室には、冷蔵庫がありません。
しかし、廊下には宿泊者専用の共用冷蔵庫がありますので、こちらを利用しましょう。
その際、他の宿泊客のものと区別できるように名前を書いておくことをおすすめします。
気が利くことに、冷蔵庫の横に油性ペンが用意されていますのでそれを使わせていただきましょう。
さらに、冷蔵庫付近には電子レンジも置いてあり、誰でも利用できます。
夜、食事が終わった後に小腹が減った時もコンビニで惣菜を買って、ここで温めることができますので安心です。
共有トイレ
トイレは客室にはありません。
共有のトイレが各階にあります。
どのトイレも掃除が行き届いていますので快適ですが、もしどうしても気になる人は三階には新しいトイレがありますので、そちらを利用するといいかもしれません。
田島屋旅館の門限
田島屋旅館には門限があり、夜10時となっています。
そのため、夜の湯畑を散策したいという人は別の宿にしようか迷うかもしれませんが、心配はいりません。
女将さんにひとこと言っておけば、10時以降でも玄関を開けておいてもらえますので、心置きなく夜の草津を楽しめますよ。
田島屋旅館の女将さん
田島旅館の女将さんはかわいいおばあちゃんです。
かわいいと言っても、受付から掃除までこなす、元気な女将さんです。
チェックアウトからチェックインまでの時間は、掃除やお客さんを迎える準備で大忙しですが、チェックインの時間を過ぎれば、玄関から入ってすぐのソファで休憩していることもあり、そんな時に周辺のおすすめの食事場所など聞いてみると詳しく教えてくれます。
田島屋旅館のおすすめプラン
田島屋旅館は、素泊まりがおすすめです。
一泊2食付、朝食付きのみなどのプランがありますが、食事はいたって普通の家庭料理が基本です。
草津温泉には自慢の味がおすすめのお蕎麦やうどんのお店、地元の熊笹や山菜を使った料理、さらに
草津名物の温泉まんじゅうなど、美味しいものがたくさんあります。
そのため、田島屋旅館はあくまで「草津温泉の老舗旅館」の宿泊を目的とし、食事は周辺で楽しむのがおすすめです。
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大滝の湯入場券付宿泊プラン
楽天トラベルなどでは、草津温泉で人気の「大滝の湯」入場券付の素泊まりプランが格安料金で出ていることがあります。
田島屋旅館の素泊まりがリーズナブルなのに加え、大滝の湯も利用できますので、このプランがあれば超おすすめです。
通常900円の大滝の湯の入場料が、300円お得な600円で入れます。
このプランを利用すれば、浮いたお金で美味しいものを食べることもできますね。
田島屋旅館でプチホラー体験!?
田島屋旅館は風格ある草津温泉の老舗だけあって、館内の装飾や置物も古めかしいものがたくさんあります。
さらに、夜10時を過ぎると、館内の照明が薄暗くなるので独特な雰囲気になります。
そのせいか、若い人の書き込みや口コミ情報では、夜にお風呂やトイレへ行くのが怖かったといった声も少なくありません。
まあ、それがプチホラーと言えるレベルかどうかというと微妙な気もしますが、それも旅の思い出のひとつと言えるのかもしれませんね。
1階トイレ横の日本人形
玄関から入って右側にトイレがあります。
そのトイレの入口のすぐ横に、ガラスケースに入った日本人形が飾られています。
特に変わった人形ではありませんが、夜そのガラスケースを見るとちょっとドキッとする人もいるようです。
昼間より髪の毛が伸びたような、こっちをじっと見ているような、ちょっと表情が変わったような、、、そんな風に考え出すと夜そのトイレには行きたくないと思う人も少なくないかもしれません。
1階リビングには鎧兜が
日本人形が置いてある部屋には、立派な鎧兜も飾ってあります。
その鎧兜は本当に人が着れるくらいの大きさで、昼間でもそれを見るとぎょっとする人も多いようです。
また、鎧兜周辺には古めかしい飾り物がたくさん置いてあるので、小さなお子さんにはちょっと怖い空間かもしれません。
壁には剥製
鎧兜の近くの壁には、剥製が飾ってあります。
大きな亀で、とっても立派なのですが、やはりちょっと小さなお子さんには怖いかもしれません。
まさに、玄関入ってすぐのフロアーはプチホラー的な空間が広がっているといえます。
田島屋旅館の情報・まとめ
さて、田島屋旅館の情報はいかがでしたか。
田島屋旅館についてまとめると、まず、バスターミナルや湯畑からすぐ近くにあり、観光にはとても便利な立地の宿といえます。
夜の湯畑散策にも、歩いてラクラク行くことができます。
そして、セルフサービスですから、時間に追われることなく自由に温泉旅行を楽しむことができますし、そのうえ格安料金の宿です。
最後に田島屋旅館は歴史のある古い旅館ではありますが、客室や廊下は手入れが行き届き、熱い温泉もシャワーで調節して気持ちよく入れる、女将さんの温かみが伝わる素敵なお宿です。
格安料金で、草津の旅を楽しみたい人には田島屋旅館をおすすめします。