小樽雪あかりの路の「歩き方」
小樽雪あかりの路は、毎年2月中旬に行われている、小樽で人気の冬のイベントです。
全国各地からはもちろん海外からも、小樽雪あかりの路を一目見ようと多くの観光客が訪れており、毎年その数は増え続けています。
この小樽雪あかりの路は、小樽の街のボランティアの人による手作りの催しです。
そのため、街にあふれる氷や雪のオブジェはすべて手作りで、同じものは一つもありません。
その手作りのオブジェの中にはキャンドルが入っていて、そのキャンドルに火が灯ると、小樽運河をはじめ街全体がオレンジの淡い光で埋め尽くされます。
その幻想的な風景は、まるでおとぎ話の世界に入ってしまったよう。
小樽雪あかりの路には、他のライトアップイベントでは体験できない世界が広がっているのです。
この美しいイベント「小樽雪あかりの路」の見どころやおすすめポイントを、ご紹介していきたいと思います。
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小樽雪あかりの路の見どころ
「小樽雪あかりの路」の見どころはたくさんあります。
まず、このイベントには会場がいくつもあるのですが、メインとなる会場は手宮線会場と運河会場のふたつです。
手宮線会場は、JR小樽駅から一番近い会場です。
ここは、北海道最古の鉄路として知られており、廃線となった鉄道レールを今も残している場所です。
この線路跡地に雪や氷で作られたさまざまなオブジェが飾られていて、数百メートルの距離を楽しめます。
この会場の見どころは、ワックスボウルによるキャンドルです。
ワックスボウルはろうで作る球体で、中にろうそくを灯すことができ、それが木の枝の上に置いてあり、遠くから見るとまるで空中に浮いているように見えます。
また、ワックスボウルには赤や黄色に彩られた葉が入っていて、キャンドルの光で葉が浮かび上がり、幻想的な世界を作っています。
そして、もう一つのメイン会場の運河会場は、小樽運河沿いにオブジェやキャンドルが並んでいて、運河の中にもたくさんのキャンドルが浮いています。
橋の上から見た運河の景色はとても美しく、会場の中でも最も人気のスポットです。
その景色を写真に収めようと、橋の上はたくさんの人で賑わっており、前列に行くまでに少し時間がかかるかもしれません。
ただ、ここは必見の写真スポットなので、ぜひ行っていただきたい場所です。
時間がないという人でも、この2ヵ所さえ押さえておけば、楽しめること間違いありません。
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小樽雪あかりの路おすすめポイント
手宮線会場では、ボランティアによる写真撮影もしてくれます。
会場には写真映えする写真スポットが点在していて、その前にはボランティアの人たちがスタンバイしています。
気軽に声を掛けてくれますので、ぜひお願いして記念写真を撮りましょう。
そしてこの会場ではお餅のサービスもあります。
身体が冷えてきたころ、ボランティアの人たちからいただく焼きたてのお餅が、心も身体も温めてくれますよ。
また、各会場で様々な体験イベントを行っています。
例えば、手宮線会場ではワックスボウルやスノーオブジェの製作体験ができますし、運河会場では紙コップにメッセージを書き、この中に火を灯したろうそくを入れて会場を歩いて、最後に雪の上に紙コップを置く、というものもあります。
このようなイベントに参加するのもおすすめです。
さらにおすすめなのが、ボランティアによるキャンドルの点灯の様子です。
17時からろうそくに火が灯りだすのですが、会場の全てのキャンドルに火を灯しているのが小樽のボランティアの皆さんです。
一つ一つ丁寧に火を灯すのですが、会場がいつの間にか暗くなり、だんだんとオレンジの光が増えて行く様子はこの時間から参加していないとわかりません。
気づけば夜の暗闇に幻想的な光が増えている、というこの時にしか味わえない感覚をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
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小樽雪あかりの路まとめ
「小樽雪あかりの路」は、2019年は2月8日〜17日まで開催されていました。
2019年で第21回となります。
札幌雪まつりと比べると、それほど有名なイベントではありませんでしたが、それでも毎年50万人ほどの観光客が訪れています。
地元ボランティアによる手作り感満載の「雪あかりの路」は、おもてなしの精神が随所に表れており、観光客の心を温めてくれる、そんなイベントといえます。
行ったことのある人も、まだ行っていないという人も、ぜひ来年は行ってみてはいかがでしょうか。